健康コラム

10月「スティグマ」

先日、糖尿病のオンライン研修を受講しました。

スティグマについてのお話がありました。

スティグマとは他者や集団から個人に押しつけられたネガティブなレッテルを意味します。

糖尿病におけるスティグマは糖尿病患者さんによくないレッテルを貼ってしまうことを指します。

 

このスティグマと糖尿病どのような関係があるのか…

医療従事者はよくなってほしいという気持ちから療養指導にあたります。

でもそれが実は患者さんにとってはスティグマになってしまっていることがあります。

 

例えば

・あなたは糖尿病なんだから食事管理をしっかりしないと

糖尿病なんだから運動しないと

糖尿病なんだから血糖をコントロールしないと…

 

このようなことを患者さんに対して一方的に要求してしまうことで医療従事者側からの差別的な扱いをうけた(糖尿病なんだからと負のレッテルを貼られた)として、自分自身に否定的な考えをもってしまい治療を放置してしまう。結果、重症化につながるリスクがあがってしまう恐れがあるとのことです。

 

運動の現場でも会員さんに対して言い過ぎてしまうことがあります。そうすると、その方も良い気はしないので、しばらく運動に来なくなってしまうケースもあります。良かれと思って伝えたことが、知らず知らずのうちにその方にスティグマを与えてしまっているということを知っておかないといけません。

 

運動の効果が出ないとき、運動の強さや回数、フォームが間違っているとき、自分の勉強してきた常識や教科書に書いてあることだけで判断せず、しっかり会員さんから話を聞いて、その方に寄り添った形でその方にあった運動の紹介をしていきたいと思います。

 

神奈川糖尿病療養指導士/健康運動指導士 

中村修

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